NPO法人掛川市スポーツ協会の事業及び目的
生涯スポーツの振興による市民の健康増進・体力及び競技力の向上に関する事業、市民が行う地域貢献活動並びに環境保全や地域資源を活用した地域振興事業などにより、子供の健全育成と生涯学習社会に寄与する。
地域スポーツをコーディネートする掛川市スポーツ協会
加速する少子高齢化や情報化の急速な進展による人々の価値観の変化、ライフスタイルの多様化がもたらす個人主義化の傾向など私たちを取り巻く社会環境は大きく変化している。個人や単一の団体、組織では解決が困難な地域が抱える様々な問題がある中で、今後、持続可能な活力ある地域社会を構築していくため、当協会がスポーツを通して人や地域をつなぐコーディネーターとなり、地域活性化や地域課題への取組み、コミュニティの形成を図っていく。
最重要テーマ : 経営基盤の強化
今後の2年間における体育協会の最重要課題を「経営基盤の強化」と位置付け、安定した事業基盤の構築に加え、新規事業の仕組みづくりを実践する。その目標達成に向けて、以下の事業について精力的に取り組むとともに、日々変化する社会環境や地域における課題、ニーズを的確に捉え、掛川市スポーツ協会が将来に亘り、地域の中で必要とされる存在となるため、職員一同が一丸となって業務執行に努めることとする。
- 主要事業
平成29年度から指定管理事業の仕組みが大きく変わり、その中でも一番大きな影響は、指定管理費の削減(7,000万円)であった。収入増加及び支出削減が求められる中、当初の計画では、収入を増加する路線を選択し、「パスポート会員」に比重を置き会員獲得にあたったが、結果的に目標との間に大きな乖離があり、特に平成30年度は経営状況を悪化させる原因となった。
そこで、パスポート会員一局に頼る計画から、再度計画を練り直し、現実的に達成可能な目標値の再設定、推進体制及び人員体制の見直し、水光熱費、外注費等の管理費の削減等、各部門の取組みにより全体を支え、足元を固め堅実に実行できる計画を立案した。
令和3年度も、新型コロナウィルス感染症の影響が引き続き心配される中ではあるが、2カ年計画の最重要テーマを「経営基盤の強化」とし、この2年間を堅実な基盤固めを進める期間と位置づけ、主要事業を「指定管理事業」及び「掛スポ事業」とする。
- 新規事業
上記の主要事業に加え、今後、中学校の部活動の地域移行、小学校の水泳事業の受託及び学校体育施設の管理等が、新規事業としての可能性が見込まれることから、市教育委員会並びに行政担当課と協議を重ね、更なる経営基盤の強化を図り、事業の安定化に努める。
また、収益の大小に関わらず、既に推進しているその他の事業についても収支予測や優先順位を的確に判断し、費用対効果を検証した上で体協の組織力をフルに活かした事業を継続する。
- 加盟団体との支援・協力(WIN WINの関係構築)
当協会の理念である「子どもの健全育成と生涯学習社会に寄与する」ため、掛川・新茶マラソン等のイベント事業への協力を始め、当協会が管理するスポーツ施設(指定管理施設)の利用、自主事業の掛スポでは「スポーツ参加率の向上・元気な地域づくり」を活動方針として各加盟団体と一体となった各種教室の展開など、スポーツを通じて加盟団体と共にさまざまな事業を実践してきた。今後は先人が築いた礎を守りながら、時代の流れや社会環境の変化に応じた今後の「あるべき姿」を共有し、加盟団体との関係構築を目指す。
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